調剤薬局のみなさま、お疲れ様です。
今回は薬剤師の募集についてです。
ある程度大きなチェーンの調剤薬局では人事部があり、薬科大学の企業説明会への参加や就活サイトへの登録、人材紹介会社を利用したりと組織的に採用活動してると思います。
その一方で1~数店舗の調剤薬局では、なかなか採用活動に力を入れることができずに高い手数料を支払って人材紹介会社を頼っているのが実情ではないでしょうか。
人材紹介会社の手数料って実に高いですよね。
今や当たり前に年収の25%も取られます。
会社によっては30%以上も珍しくはありません。
折角高い手数料を支払って採用しても1年くらいで辞めたりすれば踏んだり蹴ったり。
それでもなかなか希望の人数の薬剤師を採用できている調剤薬局は多くありません。
そんな中、あまりお金を掛けずに薬剤師を採用する方法を2つ紹介したいと思います。
店頭の求人募集看板
1つめは店頭に貼る求人看板です。
なんだ、そんな事か。とか、昔やったけど効果なかったよ。とか言われるかもしれません。
ある調剤薬局では7店舗に求人看板を新たにつくり店頭に貼ったところ、2人の応募があり1人を採用したそうです。
この求人看板で結果を出すにはいくつかのポイントがあります。
では解説していきます。
看板の大きさ
まずは求人看板の大きさです。
求人の告知などを店舗で作ろうとするとA4サイズとか大きくてもA3で作ってませんか?
それでは小さいのです。
ちっとも目に入りません。
最低でも45cmx90cmくらいの大きさは欲しいです。
また、前の道路が大きい場合は反対側の歩道からも見えるようにもう少し大きいほうがいいでしょう。
クリエイティブ
つぎは広告業界でクリエイティブと呼ばれる、内容についてです。
必ず表記しないといけない内容は以下の通り。
まず薬剤師を募集していること明確にします。
例として「急募!薬剤師大募集」、「求む!薬剤師」など。
つぎに募集の理由。
例「新店舗開局のため」「業務拡大のため」。
そして、連絡先です。
例:「詳細は03-xxxx-xxxx、担当:サイトウまでお問合せ下さい。」「詳細は店舗スタッフにお声掛けいただくかhttp://xxxxx.com、または03-xxxx-xxxx、担当:サイトウまで。」
問い合わせ、連絡方法は複数あった方がいいのは言うまでもありません。
もちろん薬局のウェブサイトURLは必須です。
目に留まるように貼る
つぎは貼る場所です。
できれば店舗のシャッターを閉めても見える場所が最適です。
高さは大人の目線の高さがベストです。
あと店舗の窓に貼る場合は、商品ポスターなどはなるべく外します。
商品ポスターに目を奪われないようにするためです。
そして、看板の清掃にも気を使ってください。
急募しているのに、看板に埃がかぶっていたら「いつの看板?」と思われますから。
クリエイティブの例
ポスターや看板をどうやって作る?
今はネットで注文できる印刷会社がたくさんあります。
私たちが良く使う印刷会社がプリントパック。
ポスターも用途によっていくつかのものが用意されています。
プリントパックのポスター印刷
原稿の作成もマイクロソフトのワードを使えばできますし。
原稿作成対応ソフト
品質の高いポスターが数千円から作れます。
看板の場合もネットで探します。
私たちは道具があるので看板もカッティングシートで自作しちゃいますが、みなさんはそうもいきませんのでやはり外注します。
インターネットで「看板」と検索していくつかの業者にこんな風にメールして見積もりを取ってみてください。
「45x90cm(希望大きさ)のアルミ複合板にカッティングシートで添付原稿の文字を貼ったものが〇枚欲しい」
アルミ複合板というのは良く看板に使われる素材で、薄いアルミ板で発泡材を挟み込んでるもので軽くて強いのが特徴の素材です。
マイクロソフトワードなどで作った原稿の添付も忘れずに。
ハローワーク
2つ目の方法はハローワークです。
ハローワークも侮ってはいけません。
前職でハローワークで採用した方は埼玉大学出身の方でちょっと変わった方でしたが非常に優秀で良く働いてくれました。
あとクリニックで看護師の採用をお手伝いしたときも、ハローワークから応募がありました。
結局は採用には至りませんでしたが、このように広く採用の間口を広くしておくべきです。
ハローワークへはダメ元で求人を出しておきましょう。
なんて言ったって無料なんですから。
屋外用のポスターパネルを調べたら意外に安く買えますね。
では。