先日、無料モニターをやってくださった薬局様からのアンケートの中で改善してほしい点としていくつか書いていただきました。
改善点を読んでいると、私たちの表現が拙いためにプリキャスのコンセプトが伝わっていないことがわかりました。
端的に処方せん共有システム「プリキャス」を表現すると、

処方せんのコピー代わり+α

ということです。
処方せんを受け取り、コピーを取って調剤室に渡していたり、レセコンに入力中の処方せんを覗きに行ったりする代わりになるものなのです。
プラス、作業進捗の共有ができる点や、コピーを取りに動く必要がなくなるなどの利点があります。
このことを踏まえて改善要望点にお答えします。
以下が寄せられた改善要望点です。

複数枚数処方せんの患者でも患者ごとに表示される方が良い

ひとりの患者さんでも複数枚の処方せんをもってきたり、兄弟で処方せんが出ていたりする場合ですね。
プリキャスでは処方せんの内容を画像として扱うため、同じ患者の処方せんかは判断はできません。
処方せんの内容や2次元バーコードを読み取り、データベースとして扱う案も開発時に出ましたが、「処方せんのコピー代わり」というコンセプトから外れるばかりか、膨大な開発費がかかります。
よって、シンプルに処方せんのコピーを置き換えるという機能にとどめました。
結果3,000円/月という安価でサービスを開始することができました。

メモできないのが難点

メモしたいという要望は以前からありましたが、試験的にメモを記入できる機能を作り試した結果、操作が複雑になりメモ機能は誰も使わなくなりましたため、機能として追加しておりません。
代わりにジェネリック・先発品を区別するためのボタンやおくすり手帳の有無、処方せん複数枚等の情報ボタンは現在、開発中でプロトタイプをテスト中です。

タブレットを落とすと壊れる。持ち運んで調剤できない。

はい、タブレットを落とすと壊れますので、落とさないように注意するか、タブレットスタンドで固定してください。
タブレットを持ち運んで調剤作業をするというより、調剤室内の各所にタブレットを置き、調剤作業をする形がいいと思います。


「済」にすると消えてしまい、再表示ができないのが難点

モニター機では「済」ボタンを押してから3秒後に消去する設定になっています。
この時間を変更することで表示している時間を伸ばすことができます。
例えば600秒とすれば10分間、6,000秒にすれば100分間、43,200秒にすれば12時間となり、1日ほぼ消えない設定になります。
ただし、当日読み込んだ処方せんは「済」が押されなくても日付が変わればすべて消去します。
(なので、24時間営業している調剤薬局では使えません。汗)

調剤作業は十人十色?

調剤薬局ではそれぞれの調剤作業やルールがあると思います。
それぞれに工夫をして、誤調剤がなく速やかに患者さんに提供できるように決められたものだと思います。
なので、プリキャスをどんな調剤薬局でも導入すればいいと思っておりません。
プリキャスを導入することで、作業が煩雑になったり誤調剤が増えたりすれば本末転倒ですから。
ただ、少しプリキャスの設定やルールを変えたりすることで作業がしやすくなったり、薬剤師さんが楽になれば、プリキャスを導入する価値はあると思います。
たった3,000円/月ですからね。
では。